
今回は、アンスリウムを育てるときに一番大切と言ってもいい「土」のお話をします。
植物にとっての土は、人間でいうところの「家」や「ベッド」みたいなもの。
居心地が悪いと、いくら元気な苗でもすぐに弱ってしまいます。
今まで私たちは、「ピートモス」というフカフカした土をメインに使ってきました。
これは水持ちが良くて、アンスリウムの根っこが大好きな土なんです。
でも最近、もっと良い土にできないかな?と考えて、新しい挑戦を始めました。
それは、「北海道産のピートモス」を使うこと。
国産の土を使うことは、環境にも優しいし、安定して手に入るので良いことづくめ……と思ったのですが、実はひとつだけ悩みが出てきました。
それは「重さ」です。
「重い」と「軽い」のバランス
北海道の土は、海外のものに比べて、水を含むとずっしり重くなるんです。
土が重すぎると、買ってくださったお客様が持ち運ぶのが大変ですよね。
「重くて移動できない!」なんてことになったら困ります。
じゃあ、軽くすればいいの?というと、そう簡単でもありません。
アンスリウムは葉っぱが大きくて立派な植物です。
土がある程度重くないと、葉っぱの重さに負けて、鉢ごとバタン!と倒れてしまうんです。
「持ち運びやすい軽さ」と「倒れないどっしり感」。
この2つをどうやって両立させるか。 そこで今注目しているのが、ココヤシのチップ、その名も**「ベラボン」**です。
この「ベラボン」をうまく混ぜることで、ちょうどいいバランスが作れるんじゃないか?と計画中です。
AIは頼れる「相談相手」
さて、ここからが今回の面白いところです。
普通、新しい土を作るときは、何度も何度もいろんなパターンを混ぜて実験します。
でも今回は、実験する前にAIに相談してみることにしました。
「農業とAIって関係あるの?」って思うかもしれません。
でも実は、AIはとっても優秀な「壁打ち相手(相談相手)」になってくれるんです。
例えば、AIにこんな風に聞きます。
「今の土にベラボンをこれくらい混ぜたら、どうなると思う?」
するとAIは、
「その配合だと軽くなるけど、水が乾きやすくなりすぎるかも」
「この割合なら、倒れない重さをキープしつつ、軽くできそうだよ」
と、計算して教えてくれるんです。
実際に土を触る前に、メリットやデメリットを予想してくれる。
これがとってもありがたいんです。
最後はやっぱり「人の手」で
もちろん、AIの言うことが100%正解とは限りません。
土の触り心地や匂い、実際にアンスリウムを植えたときの根っこの張り具合。
最後はやっぱり、私たちが自分の手で作って、植物の様子を見てみないとわかりません。
でも、AIと相談することで、「だいたいこの配合ならうまくいきそう!」という「正解への近道」が見えてきます。
何もないところから手探りで始めるよりも、ずっと効率よく良い土が作れるんです。
「農業は経験とカンが命!」 昔はそう言われていましたが、これからは「職人の知恵 × AIの分析」で、もっと面白いことができるようになりそうです。
AIとの作戦会議で、「これだ!」と思えるレシピが見えてきました。
ベラボンとピートモスの絶妙なバランス、そして……もしかしたらもう一つ、秘密の材料を入れるかもしれません。
まだ詳しくは秘密ですが、今までよりもっと扱いやすくて、アンスリウムが喜ぶ土ができそうな予感がしています。
パソコンの前での計算は終わりました。
ここからは、いよいよ土いじりの時間です!
どんな土ができあがるのか、またこのブログやYouTubeで報告しようと思います。